クイズ(釜石・大船渡・陸前高田エリア)
日本の近代製鉄発祥の地と言われる釜石。市内には原寸大に復元された高炉の模型や映像で釜石の鉄づくりの歩みが学べる「鉄の歴史館」や、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として世界遺産に登録された「橋野鉄鉱山」など、鉄のまちならではの見どころが色々あります。
釜石港を見下ろす半島に建つ高さ48.5mの白亜の観音像。津波や海難事故による犠牲者の供養を目的のひとつとして建立されたもので、その手には魚が抱えられています。胎内には聖観音や七福神等が安置されており、海抜120mの展望台からは釜石港のパノラマが一望できます。
「恋し浜駅」は“愛の磯辺”の愛称で親しまれる三陸鉄道・南リアス線の無人駅。この地区のブランドほたて「恋し浜」にちなんで改名されました。恋愛のパワースポットとして人気で、ホームの待合室には想いを込めたホタテの絵馬がギッシリと吊るされています。
大船渡港は全国有数のサンマ水揚げ基地。毎年9月中旬には、水揚げされた旬のサンマを炭火焼にして無料提供する「三陸大船渡さんままつり」が開かれます。またサンマを使った商品も色々開発されており、出汁やトッピングにサンマを使った「さんまラーメン」も人気です。
「奇跡の一本松」は、震災前、約7万本の松が生い茂る景勝地として知られた「高田松原」の松の内、大津波を耐え抜いて唯一生き残った1本。陸前高田の復興のシンボルとして様々な保存作業が施され、震災の教訓を今に伝えています。駐車場には観光物産施設「一本松茶屋」も併設されています。
釜石ラーメンは、程よいコシのある「極細の縮れ麺」と「琥珀色に透き通った醤油味の淡麗スープ」が特徴のご当地ラーメン。製鉄所や海で働く男たちを待たせないよう、茹で上がりの早い極細麺スタイルが定着したのではないかと言われています。釜石ラーメンのれん会には現在24店が参加し、それぞれ味の個性を競い合っています。
「かもめの玉子」は、大船渡市の「さいとう製菓」が製造している郷土菓子。白餡を薄いカステラ生地で包んで焼き上げ、全体をホワイトチョコレートでコーティングした卵型の菓子です。一口サイズの「ミニかもめの玉子」や季節限定バージョンなど、様々なバリエーションが販売されています。
碁石海岸は「国の名勝・天然記念物」にも選ばれている景勝地。海岸沿いにはいくつもの絶景ポイントがありますが、中でも見どころは波の浸食で3つの大きな穴が開いた穴通磯。小型船に乗りこんで波しぶきを浴びながら、この奇穴をくぐり抜ける「穴通船」は迫力満点。「くぐると幸せになる」とも言われています。
「鉄と魚のまち」釜石には、もうひとつ「ラグビーのまち」という顔もあります。それは製鉄が盛んだった時代に、「北の鉄人」と呼ばれ7連覇を含む通算8度の日本一に輝いた「新日鉄釜石ラグビー部」によるもの。その誇りは現在クラブチームの「釜石シーウェイブス」に受け継がれ、町はラグビーワールドカップ2019™の開催会場のひとつにもなっています。
陸前高田では毎年8月7日に「うごく七夕まつり」と「気仙町けんか七夕まつり」の2つの歴史ある七夕まつりが開かれます。高田町で行われる「うごく七夕」は、きらびやかに飾られた巨大な山車がまちを練り歩く華麗なまつり、一方、気仙町で行われる「けんか七夕」は山車同士をぶつけ合う勇壮なまつりです。