クイズ(名取・岩沼・亘理・山元エリア)
「はらこ飯」の「はらこ」はその名の通り「鮭の腹子(いくら)」のこと。鮭を煮込んだ出汁で炊いたご飯に、脂がのった鮭とプチプチのいくらがたっぷりのった亘理の郷土料理です。藩主・伊達政宗が亘理を視察した際に献上され気に入られたことから広まりました。鮭が獲れる秋から冬に食べられる旬の味覚です。
山元町はお隣の亘理町とともに東北一のいちごの産地。町内にある3ヵ所のいちご農園では、最新設備を採り入れた開放的なハウスの中、食べ放題でいちご狩りを楽しむことができます。どの農場も高設ベンチ式栽培なので、腰を曲げずに楽に摘み取れるのも嬉しいところ。シーズンは1月頃~6月中旬くらいまで。
毎年正月三が日には、東北で一、二を争う初詣客が訪れる「竹駒神社」。創建1150年を超える歴史を誇り、京都の伏見稲荷、茨城の笠間稲荷などと並んで「日本三稲荷」の一つとして数えられることもあります。衣・食・住の守護神を祀り、産業開発、五穀豊穣、商売繁盛、海上安全などを願う多くの参拝客が訪れます。
近海で獲れた新鮮な魚介類が水揚げされる名取の閖上港は、赤貝の産地として有名。その閖上港で約30年前から日曜・祝日の朝から開かれているのが「ゆりあげ港朝市」。新鮮な海の幸や地場野菜など約50のお店が立ち並びます。買った食材を炭火で焼いてその場で食べられる炉辺焼きコーナーもあり、競り市にも参加できます。
宮城県の「せり」の生産量は全国でもトップクラス。県内で生産される「せり」の約8割が名取産です。そんな新鮮なせりを使った名取の新名物として人気急上昇なのが、根っこの部分まで丸ごと味わえる「せり鍋」。新鮮なせりのシャキシャキとした歯ざわりと、さっぱりとした爽やかな風味が人気です。
亘理町のゆるキャラ「わたりん」のモチーフにもなっている亘理伊達家初代当主・伊達成実。その兜の前立て部分にデザインされているのは何と「毛虫」。これは「決して後ろに退かない」という毛虫の習性にあやかったものと言われており、伊達家随一の猛将として敵方から恐れられていました。
波打つように躍動する大屋根が印象的な東北最大の規模を誇る仙台国際空港。「とぶっちゃ」はその3Fにあるエアポートミュージアムです。本物のコックピットの計器類やビジネスクラスのシート、フライトシミュレーターなどが設置されており大人も子供も楽しめます。屋上は展望デッキになっており、滑走路や駐機場を間近に眺めることができます。
バラ、カーネーション、ストレッチャーなど、施設園芸の産地となっている名取市。中でもカーネーションは東北一の生産量を誇り全国から高い評価を得ています。市のキャラクターである「カーナくん」の「カー」はカーネーションの「カー」。その頭にはきれいなカーネーションが咲いています。
「ほっき飯」は“貝の王様”と言われる大型の二枚貝「ホッキ貝」の炊き込み御飯のこと。ホッキ貝の煮汁で炊き込んだご飯の上に、鮮やかな赤に染まった身をのせていただきます。そのふっくらと柔らかく甘みのある味わいは産地ならではの浜の味。山元町の磯浜漁港が県内一の水揚げを誇り、山元町とその周辺の町で冬から早春まで味わえます。
「千年希望の丘」は岩沼の沿岸部一帯を、震災の記憶や教訓を伝えるメモリアル公園や防災教育の拠点として整備しようというプロジェクト。震災で出たガレキを再活用して築いた15の丘を堤防の役割を果たす園路で結び、そこに多様な木々を植えることで“森の防潮堤”を築こうという構想です。これまで多くの人たちが植樹ボランティアに参加しました。